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食養生の基本 [食養医学]

食養生の基本とは何かと聞かれれば、それは「腹八分目」を守る事が一番にくると思います。
次に、最近は、激辛ブームで香辛料を摂り過ぎていますから、これも控えるのも大切ですね。
香辛料を過度に摂ると、体質的に炎症を持ちやすくなりますから、
知らない内に病気の種を作っている事になります。
日本の気候風土では、香辛料はお蕎麦に軽く七味を振るとか、白菜を漬ける時に鷹の爪を
数本落とすとか、お刺身に少し山葵を付けるとか、この程度が適当な所です。

東洋医学の食養生は、実際に食物を身体に取れいれて、それがどう影響を及ぼすかを
重視しています。
食べ物には、身体を冷やすとか、温めるとか、老廃物の排泄を助ける等の
性質がありますから、体質的に合っているかを考えて食べるのが大切です。
時代的にも、成分を分析をする技術はありませんでしたが、
現代の試験管の中での成分だけで論じているのとはちょっと違うのです。
勿論、栄養が偏らないように、五大栄養素や摂取するカロリーの計算も必要ですから、
これが不必要な訳ではけっしてありませんが、体質に合うか合わないかも考えながら
食べ物を選んだ方がより良いと言えませんか。



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お茶について [食養医学]

お茶は、李時珍の本草綱目(現代医学の薬理学にあたる)にも記載がありますが、
昔は薬として飲まれていました。
日本へ、お茶が中国から伝わった当時は、現在の煎茶ではなくて、
薬研で挽いた抹茶の形で飲まれていたそうです。
お茶は、神農が薬草を探す際、毒草を食んで中毒を起こした時に、お茶を飲んで中和をした
とも言い伝えられていますが、それがお茶の語源ともなっているんですね。

最近は、日本茶中国茶紅茶と、様々なお茶が飲まれていますが、
お茶には夫々に性質がありますから、出来れば用途に応じて飲み分けたほうが
身体には良いのです。

では、その飲み分けですが、
専門的な説明をすると長くなってしまいますから、
ここでは割愛しますけれど、
簡単明瞭に申しますと、
和食には日本茶、
中華には中国茶、
洋食には紅茶と、
その時に摂る食事に合わせれば、それで良いのです。
お茶は、その地方・その国の食事と共に発達した飲み物ですから。

茶葉の選び方は、苦味の少ない物が身体には良い。
余談ですが、苦いお茶を好む方は、胃が悪い傾向にあるのが特徴です。
最近、流行のカテキンが増量されたお茶については、
私個人の意見としては?マークであると思っています。


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塩分について [食養医学]

毎日、暑い日が続きますね。
気象庁によると、この暑さはもう暫くは続くそうで、考えると本当に嫌になります。
この暑さですと、汗をかく量も多いですから、それに伴って塩分も失われます。
一日の塩分の摂取量は決められていますが、最近になって一段と塩分の摂取量の
基準が引き下げられたそうです。
けれども、これは、高血圧やその他の病気を持っている方は、
当然、守った方が良いに決まっていますが、
それ以外の方は季節の変化によっては、
例外の場合もあっては良いのではないでしょうか。
今夏の場合ですと、塩分をあまり制限してしまうと、
身体に力が入らなくなってくる事もあると思います。
それに普段でも、肉食の多い方と、野菜食中心の方とでは、
食材のバランスの関係上、変わってくるのではないでしょうか。

塩には、精製したNaClと、自然塩の苦汁入りの物があります。
どちらも塩には違いありませんが、東洋医学の理論ですと
ちゃんと違いがあるんです。
塩気は五行の中の五味では鹹(かん)という味になって、
養う臓器は腎という事になります。
しかし、身体に必要な塩気でも摂り過ぎると、
五禁の法則で血液に粘りが出てしまいまい、
心には好ましくない作用が出てきてしまうんですね。
これは、生理学的も塩分を過剰摂取すると、
血圧が上がったり、血流が悪くなったりと、
心臓ポンプ作用に負担になってしまうので、
塩分の摂り過ぎは身体には良くないのは、
常識的に理解が出来ると思います。
しかし、東洋医学の五味五禁の法則では、
鹹を使う場合には合わせて使う味が決まっていて、
それが苦味なんですね。
苦い味は、鹹の摂り過ぎで起こる作用を防止する効果があって、
自然塩には普通の状態で苦汁が含まれていますから、
身体にはこちらの方が好ましいと言う事になるのが、お判りになると思います。
栄養学的に考えても、只の塩だけを摂るよりも、
色々なミネラル分が含まれている自然塩の方が優れていますし、
料理に使う場合でも味も豊かで美味しいですしね。

スポーツでも、塩分が不足すると筋肉の吊が出たりしてしまいますが、
特に減量を必要とする種目では、夏場は塩分の摂取方法が大切なファクターになります。





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鰻と山椒 [食養医学]

明日、26日は土用の丑の日。
鰻を食べる風習がありますが、
これはとても理に適っているんですね。
鰻は、強壮作用がとても強い食べ物で、
東洋医学的には升性作用といって、
気を上に挙げる作用があるんです。
ですから、体力の弱い方や胃腸虚弱の方は、
夏場に鰻を食べますと元気が補充されるんですね。
それと鰻の蒲焼には、薬味に山椒を使いますが、
山椒には胃腸を強力に温める作用があって、
鰻の効能と相まって胃腸の機能を補います。
まあ、逆に言えば、
夏バテ知らずで体力が有り余っている方には、
あまり必要がないとも言えますが、
江戸時代から続く風習ですから、
土用の丑の日は鰻を美味しく召し上がってくだいね。

もうひとつ何故土用なのかについて、
その意味の説明もする必要があるかと思いますが、
これについては東洋医学の基礎が出来ている方でないと
よく理解が出来ないと思いますので、ここでは取り上げません。

そうそう、鰻は食べたいけど、ちょっとお値段がとう方に、
パック物の鰻の蒲焼を美味しく食べる方法をお教えします。
それは鰻の酒蒸しですが、普通のお鍋に日本酒を五ミリ位いれて、
弱火に掛けて沸騰したらフランべしてアルコールを完全に飛ばします。
その中に、パックの鰻を入れて、アルミホイルで落し蓋をして、
そのまま弱火で2~3分煮て出来上がりです。
そうすると、鰻をドンブリに移す際に、お箸で簡単に切れてしまう位に
軟らかく調理できて、とても美味しいですよ。
是非、お試しあれ。


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食養医学で熱中症対策 [食養医学]

梅雨明け宣言から、本格的な夏に入ってまだ日数が経っていませんが、
今年の夏も予想通りに暑い日が多いですね。
仕事を終えてネットをしていると、
熱中症で何人の方が救急搬送されましたとか、
何人の方がお亡くなりなりましたとか、
そんな記事を毎日目にします。
以前なら治療中に、
患者さんにはエアコンはなるべく避けた方が身体の為ですよ、
なんてアドバスをしていましたが、
私もここ数年はこんなアドバスも出来なくなってきました。
この暑さでは、体力の無い方や持病のある方、
それに高齢者空調を効かせた部屋に居る方が
大事に至る確率が少ないと思いますから。
それでも、生活していると色々と用事もありますし、
仕事もありますから、ずっと部屋に篭っている訳にも行きませんよね。
東洋医学では、昔から、季節に応じて食べ物を変えて行く方法があります。
夏場ですと身体を冷やす食べ物を摂って、少しでも夏を過ごし易くする工夫をします。
その代表選手が、スイカではないでしょうか。
勿論、全ての方にスイカが良いとは限りません。
胃腸の弱い方や冷え性の方がスイカを食べ過ぎると、胃腸を損ねてしまいますが、
そうでない方は、週に何度かはスイカを食事の中に取り入れていくと良いと思います。



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サプリの前に [食養医学]

これを言ったら流行を否定する事になりますが、
食事のバランスが悪いから、
不足分をサプリメントから摂取しましょうなんて言いますね。
まあ、サプリメントを使うと、今風だし、お洒落な感じもしますが・・・。
けれど、真面目に健康の為を考えたら、先ずは食事を正すのが本当です。
サプリメントの中にも優れた製品もありますし、
飲めば体調が良くなる物もありますが、
それはあくまでも補助に過ぎず、
自然の素材から調理された食事に勝る物はありません。
それに、旬の食材を使えば美味しくて経済的だし、
調理の時間が無くても工夫次第でどうにでもなります。
仕事も遊びも健康があってこそ。
健康だと、運も上がります。
面倒だなんて言わずに、毎日の食事にもっと関心を持ちましょう。
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足し算と引き算 [食養医学]

最近の風潮で、栄養はアレを摂ってコレも摂ってと、足し算をする事ばかりですが、
その人にとって必要・不必要があります。
必要な物だと有効に働いて、その逆だと効果は無い物だと考えがちですが
そう都合良くは行きません。
健康になるには、不必要な物を引き算する事も、足し算と同じ位に大切なんです。
一度、ご自分にとっての取捨選択を考えてみて下さい。

シンジャーティー [食養医学]

最近、問診をする時に、生姜入り紅茶を飲んでいる方が多い事。
これも一種の流行なんでしょうけど、
あまりに多くの方が闇雲に飲まれているのには閉口しますね。
生姜は東洋医学では、生姜(しょうきょう)と言って、
身体を温める効果があるのは確かですが、
用途はちゃんと決まっているんです。
専門的には、駆風(くうふ)効果と言って、
体内の風(ふう)を排出するのに利用したり、
消化不良を改善したりするのに利用します。
民間療法でも、虚弱体質の風邪の初期に生姜湯を服用したりしますが、
これは風邪が皮膚のまだ浅い部分の肌肉(きにく)にある場合に、
生姜の発汗作用を利用して、毛穴から風邪を追い出す為に使用するのが
本当の意味なんです。
ですが、風邪が進行して発熱が酷くなった場合に飲むと、
生姜の肺を温める効果で熱が余計に上がってしまうのです。
東洋医学の場合、専門的には胃腸の働きが弱くて胃がもたれるとか、
腸にガスが溜まる場合にも使いますが、
これも万人に使える訳ではなくて、体質別にきちんとした診立てが大切なんです。
これを誤ると、生姜の刺激作用によって胃炎を起こしたり、
お腹が脹って腸がゴロゴロ鳴ったりと、体内のバランスを崩す原因となるのです。
ジンジャーティーを飲む場合にも、生姜は身体の水分を排泄する作用がありますから、
体質によっては身体が乾いて皮膚の潤いがなくなり、が増えてしまったりします。
ですから、美容的にも逆効果を出してしまっている場合も多々あります。
それと、生姜の刺激作用から、炎症や神経のイライラが酷くなったりと、
使い方には充分に気を付けるべきなのです。
最後にハッキリと申し上げますが、食事療法で体質を考慮しないで良い、
万人向けの物などはひとつも無いのです。




五味 (其の一) [食養医学]

東洋医学には、五臓の色体表と言うものがあります。
その中に五味と言う項目がありますが、
これは、五味には夫々に臓を養う味があって、
それらが偏らずに摂取出来ていると、
五臓の働きも円滑になって健康を保てると教えているんですね。


春夏秋冬 [食養医学]

食養生は基本的には年間を通して同じですが、
季節に応じて食材や調理法を変えると良い場合があります。
これは、今まで、様々な分野の人にアドバイスをしていますが、
東洋医学では当たり前の事なのです。
けれど、これらを実践するには、かなりの専門的な知識が無いと出来ません。
人間の身体は栄養学一辺倒ではなく、個人の体質や年齢も考慮する必要があるのです。




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